映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』を見た。
前半だけでも3回くらい泣いたし後半でも4回くらい泣いた気がする。もうだめだ。
自分はテレビ版の方でもヴァイオレットの仕事の回が好きだったので大変楽しめた。
少佐の話は今回出てこない。新規にも優しいし自分は個人的にそこがどうでもいいので良かった。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界の好きなところとして、安易に悲劇を使わないところがある。
戦争が起きて人が死んだり、病気で人が死んだり、愛する家族と離れ離れになることもあるけど、一方で戦争から無事帰ってこられた人も居るし、政略結婚だけど愛し合って幸せになることもあるし、世の中は復興していく。
今回の映画なら縦ロールのお嬢様を嫌な人にしたり、妹を世話すると言っておきながらちゃんとやらないクソ親父にすることは簡単だったと思う。そうすれば簡単にイザベラの境遇を悲劇的にできる。
しかしそうはしない。
イザベラの環境は、客観的に言ってしまえば別にそこまで悪くはないと思う。
貧乏暮らしを抜け出して良い学校に通い、妹は約束通りちゃんと世話されている。なんだ、良かったじゃん、と言えてしまう。
しかしイザベラとしては「自分ではテイラーを救えなかった」みたいなところが引っかかっているんだろうし、そういう複雑なところを掬い取って、それで心を動かせるんだから話を作るのが上手い。
テイラーの方も、姉のことは実際ほとんど覚えていなくて、別れた姉に会いたくて毎日寂しいみたいなわけでもないバランス感である。上手い。
まあ話の内容については多分あちこちで頭のいい感想があると思うのでそこは頭いい人に任せようと思っている。
じゃあなんの話をするかってベネディクト・ブルーが最高だったという話だ。
本日は『#ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』の後半で活躍する彼を特別にご紹介!
— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) September 12, 2019
【ベネディクト・ブルー】CV:#内山昂輝
突然やってきた少女テイラーに「師匠」と慕われ、たじたじの郵便配達人。こだわりのハイヒールブーツなど、衣装も必見です。#VioletEvergarden pic.twitter.com/L8cXEso7KD
このヒールである。
続きを読む