「恋せぬふたり」7話 よくわからない【感想】

もう最終回が放送し終わっているのに7話の記事です。

 

最近Vtuberを見始めまして、気になる人の動画を色々見ていたらこのドラマを見る気が全く起きなくなって記事が遅れました。

何故推しのアーカイブを全部見られていないのに、微妙にイライラするドラマを見なければいけないのでしょうか?いや別に見なくていいのに勝手に見てるんですけど

 

前回記事はこちらです

oyasaibomb.hatenadiary.com

 

7話ですが、なんかよくわかりませんでした。

なんでそうなるんだ!?意味がわからん!!みたいなやつではなく、普通によくわからなくて首を傾げていたら終わってしまいました。

私にとっては面白いところもなかったし特別キレるポイントもなく、正直記事にするほどのことが何もありません。

今回の記事は「まあここまで毎話書いてきたんだから書くか」で書いており、私のやる気がありません。

 

良い点は最初のシーンで久々に高橋がうどんを踏んでいたところです。

うどんを踏む高橋が7話のピークですね。

話としては、咲子が前回妹に言われた「お兄さんが子供欲しいって言ったらどうすんの?」発言を気にしつつも聞けない……みたいなシーンです。

 

仮に高橋が子供を欲しいと思っていたとして、手を繋ぐことすら苦痛な高橋がまさか咲子とセックスして子供を作ろうとは考えないでしょうし、何故それを聞くことを躊躇うのかよくわかりません。

「デリケートな話なので聞きにくい」的な理由であれば、別に「もう少し信頼度が上がってから聞いてみようかな」でいいし、妹の言うことをいちいち真に受けて聞かなきゃ……でも……ってなる必要なくないですか?めんどくさい議題だからか??

 

妹は私から見れば終始言っていることが雑で、真面目に受け止める価値はなく、せいぜい「まあそういうのもあるか」程度に扱えばよいと思うのですが、咲子は妹のことを本人の言っている通り「将来について真剣に考えているしっかりした人間」みたいに思っているんでしょうか。よくわかりません。

咲子は流されやすくレスバに弱いタイプっぽいので、妹のようないい加減なことを強い口調で言う人間の言うことを正しく感じてしまうのかもしれません。

詐欺とか陰謀論に引っかかりそうで心配ですね。

 

結局一度は聞こうとするもののはぐらかして関係ない仕事の話をして終わってしまいます。

妹はその話を聞いて「なんで家族になろうとしてるのに、子供の話くらいちゃちゃっと聞けないわけ?」と言っていますが、世の中の結婚をしようとしている人々は、そんなに早い段階でちゃちゃっと子供に関する話を済ませるものなのでしょうか。(結婚しようとしている人々に話を絞ったのは、妹がそういう家族しか想定していないだろうからです。)

子供を作るかどうかとか、二人目を作るかどうかなどをいきなり話して、価値観の相違で揉めた話などはツイッターでいくらでも回ってきますけどね。

妹は超保守的家族観の持ち主なので、「子供は二人!」というプランをさっさと夫に話していても不思議はありませんが、周りにそういう事は追々ね~的なスタンスの友達とかは一人も居ないのでしょうか。謎です。

まああの妹だから周りにそういう人間がいたとしても「あいつがおかしいだけ!!私が普通!!」と思っているのかもしれませんね。

 

さて、咲子はまた次の企画を考えなければいけないのですが、(はぐらかした結果として)高橋とした会話のおかげもあってそちらは順調のようです。

そしてこの仕事で会いに行った農業事業会社の社長・猪塚遥が、前回ラストで出てきた過去高橋となんかあった女ということです。

この社長の話が出た時に分かりやすく高橋が挙動不審になるのですが、このリアクションがまたオーバーで「そこまで?」となりました。

 

猪塚は「過去に咲子たちのスーパーに勤めていた相手に失恋をして、それがきっかけで心機一転この仕事を始めた」という話をします。

これに対する咲子の反応が「じゃあ失恋してよかったですね!!」でまたこいつ……と思いましたが猪塚的には同情されるよりその方がよかったみたいです。そういうパターンもあるのか。

咲子が「よくわからないです、こんな素敵な仕事をされてる方に同情とか」と言っていて、そういう考えも分かりますが、引きずってるのか吹っ切れているのか分からない相手に初手「よかったですね!!」はやっぱり危険ですよ。

 

私は恋愛をどうでもいいことと考えるので、「今素敵な仕事をしているのだから過去の失恋など些事」という考えに賛同しますし、そういう考えの人も(Aでなくても)居るでしょう。

でも恋愛を重要なことと考えている人だったら、今の仕事が充実しているからといってじゃあよかったですね!!とか言われたら不快だろう、ということくらい考えますよ。

5話で千鶴や松岡にとって恋愛は重要なものである、という話をやっていたのに、またすぐこういう発言をするのはなんなんでしょうか。咲子がバカであるというキャラ描写?

一応言った後に「何か失礼なこと言っちゃいました……?」と気付いてはいましたが、普通に無神経ではないですかね。

 

「人はそんなに簡単には変われないから一度分かったつもりになってもまたすぐ無礼発言をする」みたいな厳しい描写という可能性も考えましたが、4話以降の松岡は本人の思考の癖は残りつつもかなり上手くやっているので、厳しさレベルが釣り合わない印象です。

このドラマ、Aに対するそれ以外の人間からの無礼ムーブには監修も入るし色々調整しているのに、Aである咲子から周りに対する無礼はめちゃくちゃスルーされてません?大丈夫か?

そういうのが一番嫌なんだが。

いや一番っていうか、なんか、やめろそういうダブスタ活動家みたいなの。見てて気持ち悪い。

 

ていうかこれ、私は当事者だから「頭の悪い奴だな~~~ウゼ~~~無礼~~~」とか「監修身内贔屓してんじゃねえぞクソがよ」と思いますけど、非当事者から「Aってこういう失礼な奴らなんだ」とか「こういう無礼も少数派だから許してぴょんと思ってる奴らなんだ」とか思われたら嫌すぎるんだが。

フィクションの登場人物に品行方正であることを求めすぎるのも問題はありますが、啓発系の作風でやるんだったらちょっとそういうあたりしっかりしてほしいと思ってしまう。

別に最初からシコるのが目的!とかキャラ萌ジャンル!みたいな作風だったら気にならないんですけどね……。

 

帰宅して夜。高橋は食器を割ったり卵を割ったり咲子の「猪塚から貰ったレトルトを食べよう」という提案を食い気味に止めたりとあからさまな動揺をしています。そんなに?

 

翌日咲子がその件を松岡に相談したところ「よくある展開だと元カノとか!?ずっと未練があって思いが再燃、とかだったらどうすんの!?咲子と高橋さん家族解散じゃん!!」とか言っていて、咲子と高橋を応援してるんだかなんなんだかお前はどういう立場やねん。

咲子がそれを聞いて考え込んでいるところに松岡が「えっどういう顔?」とか言うので笑ってしまった。

松岡が完全に息抜き枠になっている。なんでこいつ序盤あんなに愚かだったんですか?

 

咲子は松岡が「いや高橋さんだしそれ(元カノ)はないか」とか言っている横で、猪塚と高橋が昔交際していたのでは?ということに気付いたようです。回想シーンは視聴者情報なのでね。

 

どうでもいいですがこのシーン、松岡と咲子が屋上テラス的なシャレオツ休憩スペースで喋っているのですが、周りの町並みがけっこう都市っぽい感じなのでもしかしたらやはりこの話の舞台は東京なのかもしれません。

ええ……この愚かモブで……?

 

さて咲子が帰宅すると高橋から「店長代理に昇進した」と話されます。

めでたいかと思いきや高橋的には野菜売り場を離れてしまうし人と関わるのもダルいしということで嫌だそうです。確かに嫌だわ。

しかもそれは店長から高橋の仕事が評価されただけではなく、職場の別の奴が結婚するから、所帯を持つならやりがいのある仕事をさせてやりたいし、あいつに野菜売り場を任せよう!とかいう理由もあっての采配らしく、「何故誰かが結婚したことによって周りが変わらなければいけないのか」と愚痴っています。

評価されることによって昇進するのは嫌なりに仕方ねえかと思ますが、他人の結婚なんかを理由として持ち出されたらハァ?と思うのは分かります。

 

咲子はいっそスーパーを辞めてしまえばと言いますが高橋は食い気味に否定します。

高橋的には「祖母が遺した家を守りたい」という気持ちが大きいため、家から通えるところに勤めたいし、もう四十だから転職もできねえよということらしいです。

四十で転職は別に最近はあると思いますが。

 

高橋は「庭で野菜を育ててもいいですし人生の楽しみを見つけますよ」と言っていて、これはまあ多くの人はそんなもんですよね。好きなことを仕事にする人とかそんなおらんて。

趣味は趣味仕事は仕事で割り切っていくぜという生き方は二次元ではあんまり良くない感じで扱われがちですが別に全然ありですからね。

まあこのドラマは現時点でこの流れになるなら結局それじゃつまらない!!みたいな方向に行きそうですが。

 

翌日咲子は猪塚に高橋との関係を直接聞いていきます。攻めますね。

猪塚は高橋の祖母が生きていた頃に高橋と交流があったとのことです。

猪塚は高橋祖母が亡くなっていることをここの会話で知ったので、高橋家に線香を上げに行きたいと言い出し訪問の流れになります。急。

咲子は一応高橋に許可を取っているので妹よりはよっぽどマシですね。まあこういう話を勝手に詮索するのもどうなんだよという感じですが、愚かモブの愚か度が高すぎるので相対的にマシに見えます。ハードルが下がりまくっている。

 

高橋家に向かいながら猪塚が高橋との馴れ初め?を喋ってくれます。

元々は専門学校時代の知り合いで、友人の結婚式で再開し、泥酔した猪塚に高橋がハンカチを貸してくれて、それを猪塚が返しにいった時に流れで高橋家で茶をしばいたところから仲良くなったらしいです。

 

私は悪いインターネットに慣れたオタクなので、泥酔した女を狙っているわけでもないのに助けるとか不用心だな~と思ってしまいました。

高橋はイケメンらしいのでキモいとか逆恨みされることは少なそうですが、逆にイケメンなせいで勝手にこれは恋愛的に脈があるんだ!と受け取られて面倒なことになるなどもあり得ますからね。

高橋は恋愛脳による面倒事を警戒しているキャラ付けっぽいのに、ちょくちょく普通に不用心なことをするので謎です。まあこの時点では今より不用心だったということかもしれませんが。

 

高橋と猪塚が色々趣味が合う~というところから仲良くなっていく回想が入るのですが、果たして猪塚側がどの時点で交際しているつもりになっていたのか、そもそも猪塚が勝手に思っていただけなのか高橋も交際関係として了承していたのかもよくわかりません。

この「趣味が合うから意気投合したのがいつの間にか恋愛の話にされてしまう」という流れは咲子と松岡の時にもやっていましたが、Aあるあるなんでしょうか。私は人間関係が少ないのでわかりません。

 

高橋は鉢植えの世話?をしながら「人間も植物みたいな方法で子孫を残せればよかったのに」みたいな趣旨のことを言うのですが、つまり高橋的にセックス(接触)は嫌だが子供は欲しいということなんでしょうか。

ここからの会話が

猪塚「えっパパ願望とかあったの?」

高橋「今の、そういうことになるんですか?」

猪塚「まあ私達もいい年だし、(高橋は)おばあちゃんにひ孫の顔も見せたいもんね」

高橋「ええ。」

猪塚「ねえ、私達が夫婦になったらさ、すっごい可愛い赤ちゃん生まれそうじゃない?」

高橋「本気ですか?」

猪塚「あれ?けっこうそういう感じ出してたつもりなんだけどな?」

という感じなのですが、これは高橋の反応からして、「この時点では猪塚が勝手に恋愛的な親密度が深まっていると思っていた」ということなんでしょうか。

 

というか高橋はわざわざ人間の子孫の残し方(セックス)を下げた上で植物みたいにやりぇ~という発言をしていたのに、そこはスルーして「パパ願望」「私達が夫婦になったら~」と繋げていくのは、会話が噛み合っていない場面と見ていいやつなんでしょうか。よくわからない。

高橋はこの会話をジャパニーズ愛想笑いで終わらせており、これがまたどういうニュアンスなのかよくわかりません。

この頃の高橋は今の高橋とはキャラが違っており、今の咲子のようによくわからん流れになると愛想笑いで雑に話を流していたのでしょうか?難しすぎる。

 

一瞬作中現在のカットを挟んだ後また別の時期の回想に入るのですが、ここが全然わかりません。

この「わからない」というのは登場人物の言動が支離滅裂だとかではなく、シンプルに私がバカで何の話をしているのか全然読み取れなかったという意味です。

分からなすぎるので、私が何か結婚やプロポーズに関する常識的なことを知らないせいかもしれない。

 

高橋がペアリングを持ってあまり嬉しくなさそうにモチャモチャ触っていて、猪塚は「おじいさんがご両親から受け継いだものだって。『いずれはあなたのものになるのよ』ってさ。ね、これってこの前のプロポーズの返事ってこと?」と言うのですが、えっおじいさんって誰のおじいさん?

高橋はこれに「プロポーズ?」と聞き返しているので、高橋はそういうつもりではないシーンっぽい。

これに猪塚は前の「私達が夫婦になったら~」発言のことだ、と返して、左手を出してきます。

高橋は猪塚に指輪を嵌めようとするけど結局触れないのでできなくて、高橋が「ごめんなさい」と言って、なにそれ?みたいな空気になって回想シーンが終わったんですが……どゆこと?

 

なんかエンゲージリングの話だとは思うのですが、何故高橋にそのつもりがないのに高橋が指輪を持っている状態でシーンがスタートするんだ……?そして何故高橋が持っている指輪について猪塚が語るんだ……??

 

回想が終わってシーンが作中現在に戻ります。

線香を上げた猪塚は、自分が関わっているらしい「農家の下で働きながら使われていない畑で農業スキルを教わり、教わり終えたら耕した畑を自分のものにして農家デビューできる」という墾田永年私財法みたいな町おこし事業の話を高橋に振ってきます。

そして自分と付き合ったことや子供が欲しかったのも祖母のためなんだろうけどもう自由に生きてもいいのでは?と続けるのですが、…………そうなの?

高橋は心遣いには感謝しているけど今の暮らしのままがいいと言います。……そ、そうなのか?よくわからんが。

とにかくその場では断って話が終わります。

 

猪塚が帰った後も高橋はなんか様子がおかしいままです。

咲子は良い話だったんじゃないかと言いますが、高橋が食い気味に「家族カッコカリを終わらせたいんですか?」「この話はもう終わりです」と終わらそうとしてきて、何がそんなに挙動不審になる要素なのかわかりません。何?

 

別に祖母の家が気に入ってるからここに住み続けたいんだよね~ということならそう言えばいいだけの話で、こんなにオーバーに変なムーブはしないと思うのですが、まだ何か開示されていない情報があるんでしょうか。

仕事の件も「まあ仕方ないし家庭菜園でもしつつ仕事は仕事で適当にやりますよ~」と思っているなら普通にそう言うだけの話ですよね。

 

なんか話的には多分「今の暮らしがいい」と言いつつ本当はそうではないということなんでしょうけど、それならそれで何故今の暮らしがいいんだ!!!ということにしたがるのかもわかりません。

転職活動が嫌だから??それだったらめちゃくちゃ分かるけど違うと思う。

 

そして7話が終わった。

全然意味がわからなかった……どういうことなんだ……

 

エンゲージリングっぽいシーンがあまりにも意味がわからないので、今ツイッターで検索してみたのですが、「猪塚と高橋祖母が勝手に盛り上がって話を進めていた」と読んでいるツイートが複数ヒットしました。

そんなことある???

 

私は最初指輪のシーンが全く分からなかったので、猪塚をそんな頭のおかしい人間とは思わず、「付き合ったのも子供が欲しかったのも祖母の為だろう」という発言を間に受けて、「えっじゃあ高橋は手も繋げない癖にワンチャンひ孫抱かせたろ!という楽観的プランだけで猪塚に碌な説明もしないで交際してたの?カスでは?」と思ったのですが、どうもそういうわけでもなさそうです。

 

しかしその気がないなら「私たちが夫婦になったら〜」「可愛い赤ちゃん産まれそう」「そういう感じだしてたつもり」などの発言を全部ハハッ(ジャパニーズ愛想笑い)で流して事態を放置していたのは何故なんでしょうか。

あの言い方をされて尚猪塚がどういうつもりか全然分かってなかったということ?

こいつ咲子以上にヤバいのでは?

 

友人の結婚式が猪塚が30の時ということなので、高橋もその時点では30過ぎなわけですが、イケメンで30過ぎてこの認識というのはいくらなんでもちょっとおかしいのではないでしょうか。

 

この「おかしい」というのはそのくらい普通わかるだろ!という意味ではなく、イケメンでその歳までその感覚で生きていれば、このエピソード以前にも数々の事故が起こる筈では?ということです。

イケメンで、この危機管理能力の無さで、その歳まで自分の危機管理能力の無さに気付かされる事故が何もないまま生きてくるとか、ある?

 

いやあるのかなあ。まあ私も多分そういうそんなことある??みたいな無知を抱えて生きてきている部分もあるんでしょうけど。

でも二次元のキャラ造形としてこれは……どうなんだろう……

まあ三次元には実際信じられんような変な人や珍しい事例は色々ありますが……。

 

高橋が猪塚をどう思っているのかもよくわかりません。

最初は指輪のシーンの意味がわからなかったので、「猪塚に感謝している」を間に受けてよくわかんねえな……と思っていましたが、猪塚が勝手に祖母と結託して話を進めるヤバい奴だった場合、シンプルに猪塚がキモすぎてめちゃくちゃトラウマになっているということなんでしょうか。

うーんそれだったら高橋の挙動不審具合もわかるのか?

 

私は冷たいので、仮に勝手に話を進められていたら場の空気とか関係なく「は?何言ってんだお前……」と言ってしまいそうなので、なんか流されて一度は指輪を嵌めようとする高橋の思考は分かりません。

この点においては勘違い男に「え、何が……???」と言い放つ咲子の方がまだ分かります。

 

というか全く接触も無いのに高橋に対して猪塚が勝手にセックスをし得る程度の親密さだと思ってたってこと?よく分からん……。

高橋がワンチャン祖母にひ孫を抱かせたろ!というつもりで猪塚を意識的に騙していたならともかく、ただの友人のつもりだったなら尚更「いや実は人に触るの苦手なんですよね」とか言う機会もなかったんでしょうか。よくわからん。

 

と、混乱していたところで、私はここでスタッフブログの存在を思い出し、7話の記事を見に行きました。

 

考証チームブログ 第7回 - 恋せぬふたり - NHKwww.nhk.jp

 

(三宅):婚約指輪のときに震えてましたね。正直あのシーンは高橋の言動が接触嫌悪だけに回収されてしまうのではないかと懸念していたため、高橋のセクシュアリティや祖母との関係など様々な思いが背景にあったことが伝われば嬉しいなと思っています。

(今徳):婚約指輪には結婚や子どもなどそれからの人生が左右されてしまう、ある種、重い意味があることを高橋はわかっているからこそ、あの状況でも指輪をはめられなかったんじゃないかなと思います。

 

えっじゃあやっぱり高橋は猪塚に意図的に自分のことを話さずに交際していたんですか??カスでは??

それだったら普通に高橋が悪いですよ。

所謂普通の恋愛はできない、困難があるけど結婚がしたいとか子供が欲しいという場合にやるべきことは、自分のことをちゃんと話した上で上手くやれる相手を探すことであって、普通っぽい恋愛をやりたい人を騙して有耶無耶に事を進めることではないでしょ……。

一緒に生活したい相手とそういうコミュニケーションも取らずに上手くいくわけないじゃないですか。これセクシュアリティとか以前の話じゃないですか?

これ本当にそうだったら、高橋にも罪悪感が><とか可哀想可愛い扱いするところじゃないですよね?

普通にクソ失礼です。だからA側からの無礼だけ可哀想な被害者みたいな雰囲気でサラッと流していくのやめろって言ってんだろ!!

 

いやでも、それだったらあの「プロポーズ?」っていう分かってないっぽい発言はなんだったんでしょう。やっぱりわからない。

 

それにこのスタッフブログも触れていますが、実際に結婚や出産や子育てをしているAの人は普通に居るんですよね。

何故高橋は普通っぽい恋愛をやりたがっている猪塚と関係を続けていたんでしょうか?

いやでも、これは10年前とかの出来事だから、もしかして高橋が自認する前だったのか……???*1

 

総括してよくわかりません。

私はカスなので親に孫を抱かせられないのは申し訳ない……みたいな考えが1ミリもないし、家を守る!という感覚も無いので*2*3、細かい話がよく分からない以上に、今回が扱っているテーマも全くどうでもよくてうまく消化できません。

次回で最終回ですが、今回の話の続きになるでしょうから、このドラマ自体が私にとって興味のないテーマで終わることになりそうです。

 

まあ私はカスなので全く興味が湧きませんが、この問題が切実な当事者も多分いっぱいいるのでしょう。

そういう人から見たら今回も面白いのでしょうか?

 

とはいえ実際に結婚や出産子育てをしている当事者は普通にいるし、別に自前で出産する以外にも子供を育てるルートはありますしね。

結婚以外で一緒に暮らすパートナーが居る当事者も普通にいますし。

今回の高橋の問題もそうですが、1話からやっている「家族になれるか?」という問題も、どうしても「現実でとっくにその先の段階に居る当事者がたくさんいるのに、今それ?」という印象を受けてしまいます。

 

とはいえ、Aロマ・Aセクという言葉も知らない人とか、この話を見て自分もそうかも!と思った人とか、そうだと思いつつ今まで当事者コミュニティや関連情報にアクセスできていなかった人にとっては現在進行形のテーマなのかもしれません。

 

まあツイッターに頭まで浸かったオタクの感覚を、地上波で初めてのテーマを扱っているドラマに対して持ち込むべきでは無いというのは、多分そう。

 

ついでに前回記事の時点では更新されていなかったスタッフブログの記事に気になる話がありました。

 

恋せぬふたり制作日誌 特別版 写真家・石田真澄さんに聞く!「恋せぬふたり」 - 恋せぬふたり - NHKwww.nhk.jp

 

アロマンティックやアセクシュアルをテーマにした作品に登場する当事者の女性のキャラクターは、「クール」、「コミュニケーションが苦手」、「仕事に忙しい」、「熱狂的な趣味がある」、「男っぽい」と言われがち、などと描かれることが多いです。それらは偏ったイメージなので、咲子のようなキャラクターがこのドラマの主人公であることはとても誠実だと感じました。

 

えっそうですか?どこの界隈だろう。

私が見たAロマやAセクの話の主人公は大人しくて地味*4でウジウジメソメソしている可哀想ヒロインタイプが多かったと思います。

コミュ障は確かに割とある気がしますが、クールとか男っぽいタイプってそんなに居ますかね?

 

『私のアスチルベ』の奏とかは比較的そうでしょうか……?

メソメソウジウジタイプはあまり好きではないので、むしろクールで我の強い感じのキャラとかはもっと居ればいいのに〜と思っていました。

 

「クール」は現実のAに対するステレオタイプとしてはあると思いますが、啓発漫画とかだとあまり採用されていない気がします。

多分シンプルに視点キャラがクールだと話を回しにくいのではないでしょうか。特に啓発漫画的なストーリーラインと相性悪そうだし。

 

それと別の記事のこれ。衣装の話。

 

恋せぬふたり制作日誌⑩ 「衣装」で魅せる!「恋せぬふたり」 - 恋せぬふたり - NHKwww.nhk.jp

 

はじめは「パステルカラー」や「くすみトーン」でふんわり柔らかく、フリル、シースルー、パフスリーブ、などわかりやすいトレンド要素を盛り込み、仕事もオシャレも楽しくやれる働き女子というイメージに。

 

えっ咲子ってオシャレなキャラっていう設定だったんですね……Aキャラのテンプレに沿った外見は地味タイプかと思ってました。

過去記事で咲子って見た目が良いわけでもなさそうなのにめちゃくちゃモテるんだな?とか言っていましたが、私の好みじゃなかっただけのようです。ごめん。

 

あと高橋について。

 

良いものをお手入れしながら長く使う習慣が根付づいている、祖母譲りのオシャレ感覚が備わっていて物を見極める目を持つということなので『作り手の意匠が感じられるこだわりの一着』を、メインの秋物アウターとして探すところから始めました。

 

高橋ってオシャレだったんですね。

なんか独特のファッションなので顔は良いけど微妙にセンスが変な残念系なのかと思ってました。

 

私のファッションセンスがないせいで全然キャラ解釈が間違っていた。恥ずかしい。

もうなんもわからん。

 

本来ならもう少し早く投稿できる筈だったのですが、節電でPCを封印していたのもあって余計に遅くなってしまいました。

 

扱っているテーマに興味が無くて最終話を見るモチベが沸きません。それより推しのアーカイブを見たい。

 

でもこのドラマ、正直本編よりもスタッフブログや他人の反応を楽しみに追っている面もあって、最終回放送後の関連情報は早く見たいので、そういう意味ではさっさと最終回を見たいです。

 

最終話感想は週末に上げられたらいいな。

ではまた

*1:5話の記事に書きましたが私が普通にググってAセク関連の情報に辿り着けたのは8年前くらいでした

*2:これに関しては引っ越しを複数回しているため、居住地に対する特別な執着があまりないせいかもしれない。

*3:持ち家があるならそこに住む方がアドとは思うけど……

*4:大抵設定上だけの話で実際の絵は普通に整っているし、普通に異性から恋愛的好意を持たれたりしている。「ギャルではない」程度の意と思われる