劇場版うたのプリンス様マジLOVEキングダムを見てきた。
二度見た。この記事は二度分の記憶と、YouTubeの公式動画を見て蘇ってきた記憶と、あとは妄想を元に書いている。
なのでうたプリについて色々間違っていると思う。
思ったことを順番に書いているだけなので長いし特に意味はない。
自分はうたプリミリしらである。
うたプリについて知っているのは、やたら多才な聖川真斗という人がいること、寿嶺二というCV森久保祥太郎の昭和感なアイドルがいること、あと神宮寺レンというCV諏訪部の人は椅子に座らせてもらえないということくらい。
見に行く前日に一応ググってキャラ一覧を見たが、HE★VENSという人たちのことはユニット名はよく聞いていたが顔はマジで初見だった。
自分は二次元アイドルジャンルだと一応アイドルマスターをメインとしている。
あと三次元だと嵐をちょっと見る。
よって自分の中の「アイドルのステージ」のイメージは主にアイマスと嵐によって構成されており、この記事でもだいたいその感覚からの感想になる。
オープニング
まず冒頭のロンドン風シャレオツムービーのリアルコンサート感がすごい。
自分は後ろ姿や脚を見ても全然誰だか分からないが、それでもめっちゃアガる。*1
こういう謎のシャレオツムービーは嵐のコンサートとかでよく見たから、"コンサートが始まる"という空気感がビシバシ伝わってくる。
そしてミリしらにも優しい名前紹介がある。とりあえずマジで初見のHE★VENSの人達以外はだいたい顔と名前が分かった。
ファンタジック☆プレリュード
列車がエクストリーム発車したら遂にST☆RISHが出てきた。
自分は現実の嵐と、あとは一応魔法とかは(表立っては、特にライブでは)出てこないアイマスをホームとしているので、めちゃくちゃ高所の柵もない足場に立っているST☆RISHを見ておいおいマジかと思った。
私は二次元アイドルに対して、二次元であることを愛しているけども、同時にリアル"っぽさ"も求めてしまうタイプだ。だからこういう非現実系の演出は合わないんじゃないかと思ったが、いざ始まったらほとんど気にならなかった。
気にならないというか、これはこういうライブでこういう場所なんだなということを理解させるパワーがある。ファンタジックプレリュードはそういう曲だった。
思えばファンタジックプレリュードというタイトルが名が体を表しまくっている。感動的で幻想的な前奏曲。
あれを聞いたら、高所からアイドルが生身で飛び降りても、アナ雪ばりに城が生えてきても、そういうもんなんだと思う。何せファンタジックだから。
自分はこういう、多幸感に全振りしたような曲に弱い。*2「楽しむ」という行為自体を肯定するような曲を歌うアイドルが好きだ。
高級感のある曲だけど、歌詞がところどころポップなのがうたプリの持ち味なんだろうか。生(?)のAre you ready?を初めて聞いた。
中盤、中央の円形ステージで踊っているあたりで、真上からのカメラで7人がくるっと回るところの布の動きが可愛くて好きだった。
あとこれは感想とは違うのだが、自分は嵐ファンなので、制御ペンラが実在することに驚いているうたプリファンを見て、確かにそりゃそうだなと気付いた。
何の疑問もなく「ああ、制御ペンラね。」と思って見ていたが、知らなかったら魔法系演出だと思うわ。
THE WORLD IS MINE
4人だと顔が覚えやすいな……と思った。*3カルナイはよくハモって綺麗だった。一回目の前日に公式サイトを見て、カルナイだと美風藍さんの顔が一番好きだな、と思っていたので、*4ハイトーンボイスがよく聞こえて楽しかった。
あと歌っている時の寿嶺二さんは普通にかっこよかった。
GIRA×2★SEVEN
HE★VENSは一回目のこの時点ではまだ顔と名前がよく分かっておらず、「これが誰だ?」となりがちで顔ばかり見てしまい、曲に集中できなくて勿体無かった。二度目でこれもかなり好きな曲調だと気付いた。
二度目で気付いたのだが、個人的にダンスが一番好みなのはHE★VENSだ。
カルナイは少人数且つ偶数なので、ダンスの幅は他2ユニットに比してどうしても狭くなりがちだと思う。ST☆RISHは7人がまとまっていて、「七人で踊っている」感じが強い。それに比してHE★VENSは2・2・3などに分かれる動きが多いと感じた。自分はGIRA×2★SEVENでやっていた2・2・3体勢が好きだったので、こういうところは7人の強みだな、と思った。
なんとなくST☆RISHがViユニット、カルナイがVoユニット、HE★VENSがDaユニットな印象かな。個々人の方向はまた別だと思うけど、ユニットのパフォーマンスの印象として。
初見時、スタリやカルナイと比べてちょっと雰囲気が違うなーと思いながら見ていたが、今思うとこの曲はファンタジックプレリュードやTHE WORLD IS MINEと比べるとB面感が強いと思う。割とライブ中盤のあったまってきたところで出してきそうな曲に感じたので、ユニット一曲目としては変化球な気がした。
まあマジLOVEキングダムには中盤のユニット曲というタイミングがないので仕方ない。
ヴァンさんがばーん☆ってするの好き。
MC
3ユニットがそれぞれ歌った後、初めてうたプリのアイドル達が喋っているところを見た。
印象に残ったところだけなので全員分コメントしてなくてごめんなさい。驚いたところが印象に残りがちなのでコメントしてない人が好みじゃないとかではないです
センター?の一十木音也さんはなんかもっとやんちゃ系かと思っていたがキュートな方だった。これはCuですね(アイマス慣れするとすぐCuCoPa分類したがる)
四ノ宮那月さんは前日にサイトで見た時CV谷山紀章と知り驚いた。自分は谷山紀章について詳しくなく、聞いたことのあるキャラがShow By Rockのクロウとグラブルのアオイドスという赤×黒V系ギターボーカルの二人しか居なかったため印象が違いすぎた。
MCを聞いたら、顔の印象で穏やか系かと思っていたがかわいい系のようだった。スタリの他の人たちと比べて、顔が綺麗な割に喋る時の動作がシュッとしていない気味で面白かった。顔は良いけどVi極では無さそうなタイプ?まあどう見てもVo極キャスティングだしな。(アイマス慣れするとすぐスペックをVoDaViで表したがる)
自分は二次元だと割と童顔な画風を好む。更にキャラが設定年齢より年上に見てしまいがちなので、うたプリの方々がいくつなのか知らないが、みんなとても大人に見える。
かっこいい大人なイケメンよりは、やや幼さの残る中性的な綺麗な顔が好きなので、ST☆RISHだと来栖翔さんの顔面が好きなタイプだ。(カルナイだと美風藍さんなのも同じ理由である)
しかし来栖さんは可愛い系や美人系で売り出しているのではなく男前な方だということを事前に聞き及んでいたので、それなら芸風はあまり好みな方向性ではないな~と思い、来栖さんにドハマリすることはないかな?と思っていた。
だが最初の挨拶MCで来栖さんが黒マニキュアをしているっぽいことに気付いてしまい風向きが変わってきた。なんか知らんが黒マニキュアが気になって仕方ないのでその後来栖さんが映る度に手をガン見してしまった。
例えばだが、黒崎さんやレンさんがマニキュアをしていたら、「なるほど、オシャレさんっぽいもんね」「V系パンクファッションぽいもんね」「長髪だし美人さんだからかな」みたいな納得をしたと思う。自分は来栖さんがオシャレさんだということをよく知らず、元気可愛い合法ショタ枠みたいな感じだと思っていたので、黒マニキュアで「んっ……この方……意外とVi型……!?」と気付き推しの気配がした。確かに顔は綺麗だけと……なるほどね!!
QUARTET NIGHTの挨拶では個人的に寿嶺二さんの株がめちゃくちゃ上がった。
自分は元々コンテンツの受け手の性別を限定するような雰囲気が苦手な方で、対女性を強めに想定しているっぽい恋愛感の強いMCとかはンォーまあ乙女ゲーだしな……という感じで流していたのだが、それ故に「マイボーイもーー!?」と呼びかける寿嶺二さんで好感度が爆上がりしてしまった。*5
あと単純に「マイボーイもー?」「ウオー(まばら)」「マイボーイもーーー!?」「ウオオオオオオ!!!」みたいなライブっぽい掛け合いは見ていて楽しい。
黒崎蘭丸さんは顔の印象の三倍声が低くて最初のユニット曲の時点でビビったがMCでもう一回ビビった。
あと二回目見た時は、黒崎さんがオラついている時に隣では?みたいな顔をしている美風さんに笑いそうになった。いやは?とか言うキャラではないのかもしれない。分からない。ミリしらなので。
美風さんには顔だけ見た時に「顔の造形は好みなんだけど微妙に高飛車プリンセスみたいな空気感があってそんな感じだったらちょっと嫌だな」などと勝手に失礼なことを考えていたのだが、普通にクールにカッコいい方のようで推せると思った。(よく考えたら乙女ゲーの攻略対象キャラが高飛車プリンセスなわけはないのでは……?乙女ゲーやらないので知らないが)
カミュさんはなんか愚民の人(語弊)でしょみたいな認識だったのであれっ違う!!ってなった。
HE★VENSは全体的にキャラが濃く、情報が多くて混乱した。喋りに特徴のあるキャラが同じユニットの中に二人(皇綺羅さんと天草シオンさん)も居るとか思わないだろ。世界観が独特すぎる……。
あとグリリバって多分声優が誰も彼も歌う時代になるより前の世代の方だと思うのだが普通に歌っていて驚いた。二度目に同行した友人が「前どっかで歌ってるの見たけどその時はあんま上手くなかったし相当練習したんじゃないかな」みたいなことを言っていて、キャラが歌うコンテンツとしてガチでやっていくぞ、みたいなジャンルとしての本気を感じる。すごい。
HE★VENSは初見だったので自己紹介MCの時点では顔とキャラを覚えるのに一生懸命であんまり解像度が高く眺められなかったので感想が薄い。ごめん。
Up-Down-Up!
3人ユニット曲の一番手として正統派なアイドル感が強い曲だったと思う。MCで藍さん推せるな……となっていたのですぐに歌が来て嬉しかった。
とはいえ藍さんのことをほぼ顔とCV蒼井翔太なことくらいしか知らないままだったので芸風をよく分かっておらず、なんか美人だし綺麗系で売ってるのかな?と思っていたのでこの方向性は意外だった。いつもこんな感じなんですか?
気になるキャラが居るという補正もあったと思うが3人の声の相性がとても好きだった。音也さんと藍さんが高音気味なのに対してヴァンさんの低音がいい味出している。
「↑あー、惚れ惚れしちゃう」「↑あー、可愛さズルい」の後の「”↓あー”、必ずトリコ」の低さが気持ちいい。
歌っている途中で背景が謎空間になった時に、あれっステージの風景が見たいのに謎空間になってしまった……残念……と思ったらカメラが動いたら普通にステージだった。プロジェクションマッピング?
でも全体の中で見れば比較的曲調も素直で演出も現実寄りだったと思う。一番手だからだろうか。
後のMCではやっぱり藍さん真面目な人なんだなと思った。好きだ。
エゴイスティック
那月さんの喋りでこれが……CV谷山紀章……? となっていたので、この曲のメンバーを把握した途端にあっなるほどね。ここで谷山紀章ね。OK.となった。歌がうまい。谷山紀章のV系、やはり安心感がある。推せる。
那月さんは普段はふわふわだけど歌い始めると途端にめちゃくちゃカッコよくなる感じの方なのか?そういうの好き。それとも普段はこういう感じではない芸風なのかな。
蘭丸さんと那月さんがV系(V系じゃなくて単にロックか?)になるのは割と分かる感じだったが瑛一さんもここになるのはやや意外に思った。2/3眼鏡になっとるやんけ。
でも後のMCを見たらどうやら瑛一さんはマゾらしいことが分かり(違ったらすみません)じゃあ確かにこういうの好きかもなと思った。瑛一さんはえっちな方ですか?
あと二度目では瑛一さんが他の二人と比べてちょっと体が厚いことに気付き描き分けに感心。えっちだ。那月さん細……。
あと蘭丸さんアイライン引いてる?好き。
Feather in the hand
めっちゃ水が出た。他の部分の記憶が飛んだくらいすごい水が出た。
歌い出しのところで羽根をスッ…ってするカミュさんが美しかった。
知らないけど多分これはVo極ユニットだな、と思った。
全体的に髪の揺らし方に執念を感じた。MCでカミュさんがお辞儀をした時に髪の束が後からするっ…と肩から落ちるところも執念だったし、聖川さんが片方の髪を耳にかけるところも執念だった。髪フェチ曲か?このへんのモーション決めた人は絶対変態だと思う。自分はこの三人には特に狂っていないのにそう思ったので推しの人が見たらさぞやばかろうと思った。
一番最初のファンタジックプレリュードといいこれといい、すごい高所で歌うライブだな、これアリーナから全然見えんくね?などと非実在現地ファンの心配をしてしまったが、まあ嵐でもなんか伸びて高いとこで歌う足場あるもんな。柵はあるけど。
相愛トロイメライ
寿嶺二さんの本気を見た。
二回目で思ったけどこの曲はカメラワークが頭一つ抜けてすごかったような気がする。柵の無い高所の足場や生える城、ものすごい水等と比べると比較的現実っぽい演出だったので、その分カメラワークで暴れていく、みたいな演出方針だったのかもしれない。
上カメラの時に踊っている三人の足元にパーソナルカラー(なのか?にわかなのでわからん)の魔法陣みたいなのがくるくるしている演出がかっこよくて好きだった。
自分はクソ腐なのでMCの寸劇で寿嶺二さんと神宮寺さんそういう推し方されてるの?えっこれ大丈夫?ってなったけどこういうこと考えてしまうのがなんかもうクソ腐だと思う。やめたい。ごめんなさい。
Colorfully☆Spark
めっちゃ好き。可愛い。
自分は前述した通り来栖さんの顔は好みだが普段の芸風はそんなに好みのやつではなさそうだな、と思っていたのだが、この曲で可愛い系をやっていたのがめちゃくちゃ好みだった。
自分は外見と言動にギャップのあるキャラが好きなのだが、ギャップのあるキャラがその上で外見の印象通りのことをやる、みたいなシチュエーションに弱いので、「可愛い顔して男前な来栖さんが可愛いをやっている」というこの曲の状況が性癖にクリティカルヒットしてしまった。でもこの曲で来栖さんを好きになってしまったら普段の芸風は合わなくて悲しくなるんじゃないだろうか……それに可愛いを求めるファンは来栖さん的にも複雑なんじゃないだろうか……ゴニョゴニョ……
前日に公式サイトを見た時に来栖さんがDa型だということは見ていたのに忘れていたので、この曲の尻を振る振付で一番キレのある尻振りをしていた(気がする)時に「Da型だ……」と思い出した。牙崎漣(SideM)といい四葉環(アイナナ)といい、Da型ばかり好きになっている気がする。
帝ナギさんはMC時点から可愛い推しだったのでこの方向性は納得だったのだが、天草さんがここに入ってくるのは割と驚きだった。謎のポエマー(暴言)がどストレート可愛いソングに入ってくるとは思わず……
曲の間は来栖さんをガン見してしまったがMCでは天草さんが可愛かった。謎のポエマーだと思っていたが可愛いを恥じらわないし結構ストレートに好きを表現してくるあたりはめっちゃ好きだ。
後から知ったのだが天草さん、CV山下大輝なのだな……聞いたことのあるCV山下大輝が刀剣乱舞の今剣・厚藤四郎と夢100のナビ、SideMの猫柳キリオあたりで、高めのショタ系と元気なやつとにゃんすだったので、低音山下大輝は初めて聞いた。芸風広すぎでは……?
猫柳キリオのソロ曲で歌がめちゃくちゃに上手いな、とは感じていたが、天草さんも歌が上手い。Vo型なんだろうか。*6
カレイドスコープ
飛んだ曲。飛んだインパクトが強すぎてローラーシューズのインパクトが吹っ飛んだ。
これもUp-Down-Up!に続き王道というか、リアルアイドル感の強めな曲だったと思う。パフォーマンスはファンタジーに全振りだったが、ここまで見て慣らされたら今更違和感も何もない。
普段好きな曲調はこういう系じゃないし、特別気になるキャラが居たわけでもないのに見ていてめちゃくちゃ楽しかったのでシンプルに曲と演出がめちゃくちゃ良いと思う。
個人的にキャラソンコンテンツにおいて「そのキャラが推しであるというハンデを無しにめっちゃいいと思える曲」が最高だなって思うのでカレイドスコープ最高だった。
愛を捧げよ 〜the secret Shangri-la〜
とにかくかっこいい。
上でGIRA×2をB面曲っぽいなーと感じたことを書いたけど、ST☆RISHとカルナイが初撃でバッチリ魅せてくるのに対して、HE★VENSが最も「魅せ」にきているのは多分ここなのだと思った。
私はうたプリミリしら且つHE★VENSマジ初見なのでその目線からの感想だが、マジ初見集団であるHE★VENSが一発目でこれをやるより、シャッフルユニットで一通り歌い、MCをして、ちょっとだけ知っているキャラになった彼らが歌うことで、より「これが"HE★VENS"だ」みたいなパワーを感じることができた気がする。
あとやっぱりHE★VENSはDa型ユニットだなと思う。好き。
透明の四角い足場が出てきたのでムービングステージ*7だ!と思ったらまさかの釣りステージでたまげた。めっちゃ怖そう……。どうやって動かしてんだろう?
日向大和さんの着替え時間が時空の狭間に消えたのだけ気になった。Up-Down-Upの時は準備のために3人抜けてたのに大和さんには配慮がないの笑う。
FLY TO THE FUTURE
カルナイのハモリ、良いよね……。
個人的に歯車が好きなので愛を捧げよの後スモークの中に歯車が浮かび上がった時テンションが上がった。機械仕掛けの謎の移動式ステージ、かっこよくて羨ましい!
カミュさんと蘭丸さんがすれ違う時の視線の交わし方とか、自分はミリしらだからよく分からないが絶対わかる人が見たら爆エモなやつでしょう?これ。
THE WORLD IS MINEとこれを合わせて、カルナイはST☆RISHやHE★VENSに比して曲調がリアルめで、ファンタジックな要素が少なめなニュートラルにカッコいい曲が多いのかな?と感じた。(2曲しか聞いとらんが)
うたプリが二次元でこの映画が3DCG である以上、この媒体で「魅せ」やすいのはファンタジックな芸風なのではないかと思うのだが、それでもST☆RISHやHE★VENSに全く引けを取らない魅力を感じるのでカルナイの地力を感じる。曲も歌唱も演出もモーションも、全てがしっかり作られているからこそ、基本のものが退屈にならないのだろう。
ウルトラブラスト
すごい火が出た。火が出すぎてその他の記憶があんまりない(ごめん)
火が出すぎて客席からは火しか見えないのでは!?と思った。
ファンタジックプレリュードでなるほどST☆RISHってこんな感じなのねーと思っていたので芸風の広さに驚いた。私はファンタジックプレリュードが好きすぎるのでああいうのが好きです。
マジLOVEキングダム
「僕は大事に君を愛せてるかい?」っていう歌い出しの歌詞が良すぎる。最近一番衝撃を受けたフレーズかもしれない。
自分が二次元アイドルソングの中で最も心打たれた歌詞はアイドルマスターSideMのCompass Gripper という曲の「ココロ呼吸するように 夢を求めていいんだよ 例えば僕たちは"未来を君と見たい"」なのだが、今回「僕は大事に君を愛せてるかい?」が並んできてツートップになった。
こんなに優しくて誠実な愛の表現を初めて聞いた。この曲の愛の解釈が好きだ。
Bメロで他ユニットの名前をコールするところを抜くカメラも幸せになった。個人的には「HE★VENS!」を抜かれるカルナイが構図とか可愛くて好き。
他ユニットとハイタッチしたり、全員の動きが生き生きしていて、激しいダンスじゃないのに見ていて全く退屈しないからすごい。
この曲に限らないのだが、振付が決まっていない、各人が自由に動いているっぽい時のモーションがとにかく凝っていて、キャラを知らない自分から見てもめちゃくちゃ「生きている」のが分かるから本当にすごい。
モーションのすごさでいうと自分はミリシタを遊んでいて、あれはキレキレのダンスを好きなユニット編成で踊らせられるのが最高なのだが、「好きなユニット編成で踊らせられる」ために「ある程度誰でも当てはめられるモーション」が必要という制約になってもいる。マジLOVEキングダムは18人のためだけの映画だから、思いっきり各人に特化したモーションをつけられていて贅沢の極みだ。
終盤馬車(?)が飛んで行った時に開いた天井を見上げる来栖さんのカットが美人でとても良かった。
来栖さんは可愛い感じのお顔だけども、カメラ目線でぱっちり目を開いているキメ顔も勿論良いけど、何気ない時の視線を外した伏目がちな表情とかで美人さがよく分かって好きですね。
アンコール(ED曲の方)
宮野真守、歌が上手い。
ダイジェスト画像の後本編になかった練習中の絵とかも出てきて、あーこういうの好きー!と眺めていたら、最後の方で出てきたヒロインさんのカットでミリしらなのに感動してしまった。あれ絶対元々追ってる人がエモで転がり回るやつですよね……?何も分からないけどわかる。
アンコール(アンコールの方)
マジLOVEキングダムもそうだったけど振付が決まっていない、各人バラバラに動いている時にモーションのすごさがめちゃくちゃわかる。
個人的に帝ナギさんが大股気味で堂々と、やや芝居がかった動きで歩き出すモーションが印象的だ。(これはアンコール曲ではなくマジLOVEキングダムだったかも)
あと寿嶺二さんがマラカスを持ってくるの、意味がわからないのに謎のわかりがあった。ミリしらなので寿嶺二さんのことを何も知らないのに、何故か「わかる……!寿嶺二さんってこういう人……!!」みたいな謎の納得があった。なんなんだ寿嶺二。
総括
1800円でいいのか?というくらい楽しめた。既に散々言われているがミリしらでも全く楽しめる。というかキャラクターを気にせず「アイドルのライブ」として見るにはむしろミリしらの方が有利なのでは?という感じもある。
私は普段乙女ゲーをやらない。うたプリの中で特に気になっているキャラが居たわけでもない。だがこの映画でそういうのは特にマイナスポイントにならないと思う。
マジLOVEキングダムは歌とダンス、あと顔という、リアルアイドルと同じ武器だけで全然夢中にさせてくれる。勿論今までのストーリーとか、ユニット毎のドラマとか、キャラのパーソナリティを知っていればより楽しめるのだろうけど、そうではない部分だけでも成立している。
自分はアイドル系キャラソンジャンルでは、あまりキャラクターのパーソナリティに頼った売り方をされるより、「アイドル」としての面を押し出してくれた方が楽しめるタイプなので、マジLOVEキングダムとは相性が良かったと思う。
自分が二次元アイドルという概念に求めていたものがここにあった。ありがとうマジLOVEキングダム。
歌とダンスという、純粋な「アイドルのパフォーマンス」のパワーで虜にされたい人は見て損はないだろう。
CD買います。
*1:二度目見た時は、カルナイで一人だけシュバッて動いてたのが寿嶺二さんかな?というのだけ分かった。
*2:アイマスで言えばシンデレラのイリュージョニスタや、ミリオンライブならサンリズム・オーケストラ、sideMだとEternal Fantasiaあたりが近いだろうか。
*3:最初は7人ユニットって多いな、と思っていたが、関ジャニも7人だし、IDOLiSH7も7人だし、sideMが少人数体制なだけかもしれない。
*4:余談だが自分はSideMでは牙崎漣を推しているので、よく外見要素の近さから黒崎蘭丸さんを好きそう、と言われるのだが、自分の中ではなんとなく別カテゴリになっている。でも実際に牙崎推し且つ黒崎さん推しの人も割と見かけるので、2人が同じアンテナに引っかかる人も多いのだと思う。
*5:自分は、おそらく女性がメインターゲットだろうけど、その上で伊集院北斗の「エンジェルちゃん、エンジェルくん」とか伊瀬谷四季の「子猫ちゃんアンド野郎共」のような呼びかけを使ってくるSideMのユニセックスなアイドル観が割と好きだったりする。勿論女性をメインターゲットとし、それを明確に示してくるジャンルにも、それはそれで別の良さがあるとは思う。
*6:後からYoutubeで予告編動画を見ていた時に気づいたけど、GIRA×2★SEVENのソロパートの歌い方がかなりセクシーだったので、天草さんやっぱり普段は可愛い系じゃないですよね?それでこの堂々たる可愛さ、好きだ。推せる
*7:透き通る四角い足場に車輪付きの脚が付いており、アリーナ部分を移動しながら歌うやつ。客席の上を移動したりするっぽい。嵐も使う。説明がヘタクソなのでググって