「恋せぬふたり」2話 愚かで話を回しすぎ【感想】

もうすぐ3話が放送なのに今更2話の感想かよという感じですが、私のフォロワーはドラマを見ずに私のキレだけ見に来てる人の方が多いと思うので逆に大丈夫じゃね?と開き直ることにします。

 

1話感想はこちら。

「恋せぬふたり」なんか死ぬほど見たやつ - oyasaibombの日記oyasaibomb.hatenadiary.com

 

気が重いぜぇ〜〜〜〜〜と言いながら2話を見ましたが、めちゃくちゃキツかったです。

 

このドラマに対して当事者が「キツい」と言うと、作中で描かれる偏見や差別などで私がショックを受けているみたいに取られそうです*1が、そういう意味ではないです。

それもなくはないですが、なんというか、話の都合で登場人物の知能が突然下がり、どう考えてもあかんやろという方向に進み、やっぱりあかんことになってあーあ、ってなる、2話は全体的にそれです。キツい。

まあそういうストーリーは作りやすいですからね。でもプロが脚本書いてるんだからもうちょっとこう……さあ……なんかこう、あるだろ。

 

例によって私はボロクソに言ってますがツイッターを検索すれば面白いと言っている人も見つかりますので、面白がってる感想が見たい人はこのブログから去ってください。

これはインターネットで強めの言葉を使ってトゲトゲしているマイノリティが見たい人向け感想です。

 

そういえば1話は半分以上が死ぬほど見たシーンで構成されていたので二度見せずにうろ覚えで感想を書きましたが、今回はちゃんとNHKプラスで復習しました。

 

はい、前回ラストシーン、「僕のことナメてます?」の続きからです。

高橋「何故今の流れから、そのプロポーズ紛いの発言が出てくるんですか?」


そうなのか?

この受け取り方は、個人的には「恋愛ネタ好きな人の発想っぽいな」と思ってやや違和感でした。

でも高橋は、1話でも「咲子と近場の喫茶店で2人で話すこと」や「咲子を自宅に招くこと」を、一度提案してから、他人に恋愛関係だと誤解されることに思い至って躊躇っているようでした。

だからこの「プロポーズ紛い」という発言もそういう思考から出てくるものなのかもしれません。

 

まあでも「家族になりませんか」は確かにプロポーズのテンプレか。

1話の話になりますが、高橋と咲子の出合いシーンで「落ちたキャベツを拾おうとしてお互いの手が重なる」とかも恋愛の出会いシーンのテンプレを引用してたんですね。

これはツイッターで言っている人がいてあ〜言われてみれば〜となりました。

だから多分今回のやつも意図してテンプレプロポーズ台詞を使っているんでしょう。

テンプレシーンだけど実際は全然ときめいてねぇ~みたいなネタは毎回やっていくんでしょうね。私は素で見逃しそう。

 

さて、高橋の何故そうなる(意訳)という問いに対し咲子の返しは「あたしたちなら家族みたいになれるんじゃないかって」「あたしたちなら一人の寂しさとか色々解消できるかも」というなんともフワッとしたものなのですが。

これへの高橋の反応は「僕が珍しいセクシュアリティだから?」

この会話は2人の考えの違いが出ているっぽくていい感じですね。

咲子はA概念を知ったばかりだから、セクシュアリティが同じだからという理由で自分の色々な困りごとを解決できる可能性を感じている一方、高橋は別にセクシュアリティが同じなら上手く付き合える*2ってわけではねえだろと考えているのでしょう、たぶん。

マイノリティ同士や同じセクシュアリティ同士なら上手くやれるってわけではないのはマジでそうなので、そういう考え方が台詞に出ているのはキャラが見えていいですね。ほんとか?(読み取りに自信がない)

 

この後の会話では結局高橋が同棲を受け入れる流れになるのですが、これが一回見ただけでは意味がよくわかりませんでした。

二周めを見た感じだと、どうやら咲子の「高橋と話しているとモヤモヤしたものが晴れていく」「出会えたことに奇跡的な何かを感じる」「初めてそのままの自分で話せた」みたいな話に何か感じるものがあったっぽいです。

まあ確かにリアル知人の中から同じAが見つかるのは珍しいかもしれませんけど。私も自分以外のAの人はネットでしか見たことないです。

 

このシーン、私は咲子がキャラとして好みでないので気付かなかったのですが、「この出会いって奇跡的なものだと思うんです!!」とキラキラ語るキャラにもう片方が「”奇跡”……」と心を動かされる感じのシーンはよく考えたらラブコメあるあるな気もしてきました。

話を読むのが下手……!!!話をキャラ萌えでしか見れないから全然意味が分かってないんですよ私は。いつもちゃんと話の意味を理解できる人たちの感想に助けられて生きてる。

 

まあとにかく、なんか心変わりした高橋。「祖母が亡くなってから近所の人たちがお節介で女を紹介しまくってくる」というのを理由に、咲子と一緒に住めばそれがなくなるかもしれないからメリットはあるかも、と言うのですが

いやそれはおかしくないか

そういう人間は同棲していると聞けば今度は結婚はいつだ子供はいつだと言ってくるに決まっているのでは……???

 

1話を見た印象で、高橋は割と世間のめんどくさい人間のめんどくささを把握していて、警戒して回避しながら生活しているタイプだと思っていたのですが、このシーンの理屈は楽観的すぎます。

まあ私の高橋のキャラ解釈が間違っているのかもしれませんが、自認してしばらく経っているっぽい当事者としてはけっこう迂闊だな……という印象です。*3

 

或いは、別の解釈をすれば、私が思っているより高橋は咲子のキラキラ長台詞に心を打たれていたのかもしれません。

基本的には世間や他人に期待していないし、諦めてネットでトゲトゲしながら生きてきたけれども、咲子に賭けてみようと思って、楽観的な理屈で理由付けしつつ同棲に踏み切った……みたいなことなんでしょうか。

二周目を見たらそんな気がしてきた。

 

高橋は近隣住民のお節介の件の後に、「あんなブログを読んでくれてるなんて、咲子さんきっといい人なんでしょうし……」と続けるので、私は「いい人とかなのかそれは???」と思ったのですが、高橋が咲子の長台詞を好意的に受け取っていたのであれば、まあなるほど……なるほどか??

インターネットで強めの言葉を使ってキレる人間を眺める人、いい人か????

いやまあ、治安の悪いインターネットの思考で見てはいけないんだろうなここは。はい。

 

そしてさらに続く、「お困りのようですし」「困った顔を見てると僕も困りますし」。

高橋は意外と流されやすいツンデレみたいなやつなんでしょうか。そう考えると辻褄は合う気がするが私の趣味的にはツンデレ高橋嫌だよ〜!!!トゲトゲの高橋がいいよ〜〜!!!

 

最初は同棲を受け入れるまでの高橋の思考が全く分からなくて「なんで今急に頭悪くなったの???」と思いましたが頭悪いのは台詞をちゃんと拾えてない私だったようです。

でもドラマ的に考えるとそうなんでしょうけど、個人的に咲子に魅力を感じていないし共感もしないので私の感情としてはイマイチです。

 

ところでここで、高橋の方から「高橋の家で」の同棲を言い出すのですが、近隣住民をめんどくさく思っているならこれはマジでやめた方がよくないですか??

まあ金銭的な問題かもしれんけど、近隣住民の件に対する一番のソリューションは同棲とか関係なく普通に高橋が引っ越すことだと思います。

ていうか高橋の家めっちゃでかいけど田舎なのかな。田舎だからそんなに近隣住民が絡んでくるしモブたちも保守的なのか?

まあ逆に、お節介の件は後付けで咲子に可能性を感じたってことならお節介への対処が甘いのもわかるのですが、うーん、どうなんですかねこれ。

 

場面は変わって、職場で休憩中に浮かない顔の咲子と、それに絡んでくる後輩。

後輩の「ルームシェア上手くいっていないの~?ww」イジリを利用して1週間の同棲の様子が提示されます。

とりあえず喧嘩もないし、高橋は気を遣って家事を率先してやってくれるし、生活費は高橋が多めに持っている、と表面的に見れば至れり尽くせりなのですが。

咲子はなんか、高橋があんまり楽しそうじゃないことが不満らしいです。

 

咲子は同棲が始まってからしきりに「あたし、頑張りますから!!」と謎の力みを見せていて、このシーンでも「あたしがもっと頑張って、最高~って思わせなきゃいけないのにー」と謎の使命感を口にしていました。なんで?

高橋は「一緒にいて頑張るのは違うと思います」と当然のことを言っているのですが、なんか咲子は頑張るつもりらしいです。謎。

まあ同棲をしたがっているのは主に咲子の方なので、高橋がイマイチだなと思って解消されてしまえば困るのはそうでしょうけど。

よく分かりませんが2話は全体的に愚かで話が回っていくので、咲子が力んでいたので失敗しました、ということなのかもしれません。

 

あとここで高橋の趣味が手打ちうどんという情報が出るのですが、うどんを踏む高橋一生は可愛かったです。

うどんを踏む高橋一生が2話のピークです。

 

さて、後輩はこの会話から何故か同棲相手が、当初の予定のチヅルではなく男であることに気付き、「おっ新しい彼氏〜?www」とウザ絡んできます。

お手本のような愚かモブですね。*4

 

ついでに実家から電話が来て、チヅルがルームシェア頓挫のお詫びのカニを実家に送ってきたせいで、親にも男と同棲していることがバレます。

母親は人の話を聞かずに彼氏だと思い込んでいます。愚かモブですね。

 

「母が高橋さんのこと彼氏だと思い込んでて」と相談された高橋の第一声

「……あぁ。」

せやろな。みたいな顔してます。まあそりゃそうなるわな。

 

そもそも近隣住民のお節介を回避したくて同棲を始めた高橋にしてみれば、他人からそう思われるのはそりゃそうだろとなりますね。

そして「何をするにも親の許可が必要ということでもないし、別に放っておけばいいんじゃないですか?」と続く。それはほんとそう。

咲子は「心配かけたくない」らしいですが、高橋は「僕はそういうのないですね」と言い、ついでに咲子の家族のような恋愛・結婚・出産して一人前的な価値観をdisり散らします。

いいですね。ネットでキレてるマイノリティっぽいですよ。

一応擁護しておくと高橋はちゃんと「あくまで僕の考えなので、咲子さんはご自由に」とも言っていました。インターネット慣れしたトゲトゲしたマイノリティだ!押し付けると怒られますからね。

 

で、ここまでなら"そういうキャラ"として分かるのですが、その後カニの話題が出た途端高橋が掌返しを決めます。

高橋「僕カニ好きですし、咲子さんのおかげで近所のお節介が止まったし、必要なら恋人のフリをしてご飯を食べに行くくらい、いいですよ」(意訳)

えぇ………!?!?

 

さっきまでと方針が違いすぎて高橋のキャラが掴めません。どういうことだ。

咲子も「絶対面倒なことになる」と言ってます。ここに関しては咲子に同意しかない。

マジでカニがめちゃくちゃ好きなだけだったら笑うんですけど、ドラマ的にそういうことではないと思うんですが、どういう風の吹き回しなんですかねこのシーン。誰かわかるやつおりゅ?

冒頭でも「お困りのようですし」と言っていたし、高橋はもしかしてセクシュアリティ関連で色々苦労してるからトゲトゲしてるだけで根は困ってる人を放っておけない優しい人なんだぞ☆みたいなキャラ付けなんですかね??

 

というか近所のお節介、止まったんですね。絶対次は結婚だ、次は子供だ、ってなるやつだと思うのですが……お節介度合いが脚本に都合のいい愚かモブだな。

 

絶対面倒なことになるだろうに、何故か咲子の家に向かう2人。

馴れ初めや同棲に至る流れなど、恋人としての設定を確認しながら歩いていますが、なんかもうそれ自体ダメだろうな感がすごい。なんか上手く言えないけど絶対上手くいかねえよこいつら。

そして出てくる、「他人から触れられることへの抵抗の有無」。

咲子は手を繋ぐくらいなら平気、高橋は触れられるのは苦痛、だそうで

わー出ましたね他人から触れられたくないタイプのA。

 

そこに現れる妹夫婦

妹「何そんな、間開けて歩いちゃって」

ほんまや、遠っ。ていうか妹夫婦が近い。これはなるほどになった。言われるまで全然気付かなかったけど。

妹「ほらほら、手繋いで!」

 

あ、出ましたよ、触れられたくないタイプのAが接触を強いられる可哀想パートです。

高橋一生が嫌なことをされて嫌そうにしているのは可愛いですが話としては死ぬほど見たやつだな!!の気持ちです。

高橋は「擬態のためです」と言ってやろうとするけど結局無理だったよ。

お前よくそれで恋人のフリして食事ができると思ったな!?なんなん!?

この回、全体的にそういう「なんでいけると思ったん?」があって、謎です。

まあイベントが起こらないとドラマにならないからなんでしょうけども……。

 

そういえば出会いシーンの高橋はキャベツを拾おうとした手を咲子にガシッとされてキャベツを落としていた気がします。

ブコメテンプレの引用シーンですが、嫌だったんですねあれ。

 

さて咲子の家で妹夫婦と咲子父と高橋がペコペコしています。ぎこちねえ。

こういうイベントをやったことがないのでこんなもんなのか「擬態ヘッタクソやな〜」のシーンなのかわからん。

あと高橋は作中でもイケメンということらしいです。咲子はどうなんでしょうね。

 

ちなみに咲子母は「男は台所をうろついてはいけない」派だそうです。

妹の夫は教師らしく「今それ教室で言ったら一発懲戒ですよ!」とツッコむものの咲子母は「でも世間ではそういうもんなの」と意に介さず。うーん愚か。

 

ポン酢が無いとか言って咲子と母が買いに離脱していきます。

母は咲子に対して「ずっと心配してたけど心配しすぎだったみたい」「いい人そうじゃない」「応援してるしサポートするから何かあったら言って」などといい感じのことを言います。

このシーン、「良い母親」って感じになっていて好きです。

こういう「いい感じなのに実は噛み合ってない」ってのがいいんですよ。こういうのでいいんだよこういうので(私のオタクとしての性癖の話です)

 

買い物から戻ると高橋の親の話になっていますが、なんか高橋は幼い頃に親に捨てられたので高橋も親と縁を切っているそうです。だから祖母に育てられたと。

わー出ましたよ可哀想な設定です。

 

高橋の話にちょっと引きつつも、「これから咲子と普通に幸せになっていけばいい!」と盛り上がる妹夫婦。

この流れで「普通の幸せ」「普通の家族」みたいなフレーズがやたらと繰り返されるのですが、わかりやすさ重視なんだろうけどちょっと台詞回しがくどいです。

まあこの家族たちは完全に愚かモブ要員だからそんなもんなのでしょうか。

 

そして普通普通言われた咲子が普通って何!?とキレる。

ついでに勢いでカミングアウトしてしまうのですが、高橋が「アチャー」みたいな顔しててウケます。

いやもしかしたら私がアチャーと思ったからそう見えただけかもしれませんが。でもアチャーでしょ。色々我慢してたのにパァですよ( ᐛ👐) パァ

 

まあ当然ながら家族はポカーンとしてるし全然わかっとらんリアクションをしています。

高橋が「一度に全部理解してもらうのは難しいです」とやんわり宥めるのですがまあ、はい。そうでない人との感覚の差みたいなものはやっぱり高橋の方がちゃんと認識してるんでしょうね。

 

咲子母は「試しに一度付き合ってみるとか!」「恋が芽生えるかもしれないし!」「恋愛感情の無い男女が家族になる意味って何?」「お母さんそんなの全然納得できないもん!」などと愚かモブのお手本みたいな台詞を全部1人で一気に言うのですごいです。くどい。

これもうちょっと分散できなかったんですか?

 

これ咲子の家族はあからさまな愚かモブだから、そりゃ分からんだろうけど、別にマイノリティ側の人間も自分と違う属性に対しては説明されてもよくわからんということはあるので、家族もクソだけど咲子のカミングアウトもヘタクソであーあ、って感じですよ。

家族の言動はまあクソなのですが、「恋人のフリをする」っていうのはそりゃあこういうこともあるでしょうね、って感じなので、結局なんで恋人のフリをしようとか思ったん???というところに戻ってしまいます。

咲子も乗り気じゃなかったし高橋も必要なら……というセリフだったのになんだったんですかね。

咲子はそういう嘘をついたらどういう事が起こりどういう扱いをされるのか、という想定ができなくてもキャラ的にまあ分かりますが、高橋は割とそのあたりの予想は付きそうだし。

咲子もアバウトながら「絶対面倒なことになる」とは予想しているし、高橋が言う通り実家のことなんて放っておいてもいいわけで。

咲子の心配させたくない~という気持ちと甘い想定でなんか来ることになってしまったんでしょうか。止めろよ高橋。でも高橋が乗り気だったのかな。もうわからん。

 

まあマイノリティにスポットを当てた話ってカミングアウトして受け入れてもらうのがハッピー!やっぱりカミングアウトだよね!!的な思想に寄りがち(ソースは無い。主観)な気がするので、雑なカミングアウトはろくなことにならねえという描写はある意味真面目な気もしますが……

(1/25追記)公式ブログによると、カミングアウトサイコーみたいになっていないのはちゃんと考証チームがそのように要望していたみたいです。これは重要な仕事ですね。

アウティングスルーとか気になる点も多いですがそういうの全部チェックする権限とかは持ってない感じなんでしょうか考証チーム。

考証チームブログ 第2回 - 恋せぬふたり - NHK

(追記以上)

 

高橋の「別に無理に理解も納得もしなくていい」「ただ、どうして"そういう人もいるんだ"で話終わらないんですかね」という呟きは多分わかる〜となるべき台詞なのでしょうがここまでの流れの愚かモブのくどさがすごくてこの台詞もまあ……はい……愚かモブだから仕方ないね……みたいなテンションになってしまいました。

 

「僕たちは僕たちなりに、幸せな家族を作れないか試してるんです」と言う高橋。

これやっぱりこのドラマが最終的に「家族」の形に着地するんでしょうか??

まあそれはそれでいいんですけど、個人的にはなんか「そういうのじゃないな……」の方向に行ってほしいです。この台詞だけでは読めませんが。

 

結局空気が死んでいる咲子実家から高橋の家に戻った後、反省会みたいな会話になります。

高橋は咲子がキレたことに対して「申し訳ないと思いつつちょっとカッコよかった」と言うのですが

カッコいいかなぁ……………

いや失礼なことを言われた時に怒ってくれる人が居たらありがたいというのは分かりますけど、今回の場合2人がいらん嘘を始めたからああなったわけで自爆ですからね。

「誰かに守られる感覚を忘れてました」という高橋の台詞も可哀想なヒロインとしてはなんかいい感じですけど、守られることを忘れていた人にしては今回の恋人作戦はあまりにも雑で楽観的すぎるので、なんか高橋をどういうキャラにしたいのかよく分かりません。

 

まあ私は首を傾げていましたが咲子と高橋は「味方」として結束を強めたみたいです。

高橋的には、一人暮らしだと朝から手打ちうどんするモチベが沸かないけど、咲子が居るとやる気が出るので朝からうどんが食べられてアドだそうです。

母親に何も言い返せなかったとしょんぼりする咲子に、家族になる理由なんてそんなんでいいんだ、と言う高橋。これはまあわかります。

家事やらの分担の話ももう少し詳しくして、同棲レベルが上がったっぽい。

そう……。

 

そして高橋が取り出した「アンケート」。

字が小さくてよく読めませんが恋愛の話をすることに抵抗があるかないか、セックスの話はどうか、みたいな設問が並んでいたっぽいです。

「お互いが不快にならないように」とのことです。

それはいいんですが紙で渡すのか……。

 

そして不用心な咲子は職場の休憩室でそんなもんを広げているので、後輩にそれが見つかり、「今の男ヤバくね!?!?」などとまた絡まれていました。愚か〜

そんなものを職場で広げるな。

「関係ないでしょ」と半ギレられた愚か後輩が「は?俺の女だろ」とかわけのわからんことを言って2話が終わりました。

 

総括して、高橋が言ってる内容に比して迂闊な行動が多くキャラが謎

愚かモブの愚かさがくどい

という感じです。

愚かで話を回しすぎではないでしょうか。

 

あとこれは私の好みなのですが、高橋に可哀想な過去設定や接触が不快という設定をつけてきたのは好みじゃないポイントです。

「可哀想な過去のせいで恋がわからないんだ!」みたいなのはあるある偏見ですしね。

まあ咲子はそういうキャラではないので、単に高橋が可哀想ヒロイン枠という属性分担なだけかもしれません。

 

トラウマとか過去の可哀想な経験とAであることは関係ない、という話をちゃんとやってくれるのであれば高橋がこういう設定でもいいのですが、1話のアウティング咲子がスルーされているので特にそういうフォローは期待できない気がします。

 

次回は後輩が話をごちゃごちゃにするみたいです。

また愚かで話が回りそうですね。

*1:そういう感想ツイートもちらほら見かける

*2:人付き合い一般の意

*3:いやもしかしたら高橋も実は最近自認したのかもしれませんが、作劇の都合を考えればそんなことはなさそうに思うんですがね……

*4:「愚かモブ」はラブデスターのモブに使われることが多いらしいですが、ラブデスターの「愚かモブ」はただ愚かで不愉快なモブではなく愛すべきアホ的なニュアンスの俗称みたいです。この記事では単に不愉快なバカどもみたいに使ってしまっていますが他に思いつかないのでそのままにします。ごめん。